AIを活用した画像生成が手軽で多彩な一方、著作権やフェイク画像問題といった課題があることを知っていますか?本記事では、「Leonardo.ai」、「Scribble Diffusion」、「SeaArt」等のAI画像生成サイトの使い方や特徴、加えてその注意点を詳しく解説します。これを読むことで、あなたの創造性を最大限に発揮しつつ、適切かつ安全なAI画像生成の利用方法を習得できます。
5分ほどで読めますので、ぜひ最後まで読んで、あなたの悩みが解決する一助となれば幸いです。
こんにちは!私はマーケティングとAIを活用して、IT会社で働きながら、副業もしているGAIと言います。簡単なプロフィールは下記の画像で紹介します。さらに詳しく知りたいといった方は、下記のボタンからプロフィールページに飛んでください。
AI画像生成とは?
AI画像生成とは、人間の入力したテキスト指示に基づき、視覚的なイメージを瞬時に生成する革新的なテクノロジーです。このイラスト自動生成システムは、指示された内容をもとに数十秒で、専門アーティストが描いたかのような高品質な画像を作成します。
画像生成のためのテキスト指示を「プロンプト」と呼び、例えば「黒いワンピースをきた女性」といったプロンプトを入力すれば、黒いワンピースを着た女性の画像やイラストを生成することができます。
AI画像生成の基本的な使い方
AI画像生成ツールの使用法は概して二つのパターンに分けられます。1つは、テキストから条件を指定して画像を生成する方法、もう1つは、既存の画像をベースに新しい画像を生成する方法です。テキストから条件を指定する際に用いる指示文を「プロンプト」と呼びます。逆に、生成したくない特定の要素を示す指示文は「ネガティブプロンプト」と称されます。
画像生成AIツールやアプリにおいて、プロンプトの利用は基本となります(ただし、全てのツールでネガティブプロンプトが必要とは限りません)。そのため、「プロンプトを設定して画像を生成する」という基本操作を理解し、覚えておくことが重要です。
加えて、テキストを考えるのが苦手だったり、既にイメージに近い画像が存在する場合は、その画像を基に新たな画像を生成する方法を選ぶと良いでしょう。これらの基本を押さえたうえで、おすすめの画像生成AIを使いこなしてみてください。
おすすめのAI画像生成アプリ2選
AIが驚くほどリアルな画像を生成する力を持つ今日、画像生成AIアプリは数多く存在します。それぞれのアプリは独特の雰囲気や特性、ユーザーインターフェースを持っており、それらの違いを考慮に入れて自分に合ったアプリを選ぶことが重要です。ここでは、特におすすめのAI画像生成アプリを2つ選んで紹介します。それぞれの特性や機能を理解し、最適なツールを見つけるための参考にしてください。
LINE上で手軽に画像生成「AIイラストくん」
日常生活で頻繁に利用するLINEで、AIを活用した画像生成が可能な「AIイラストくん」をご紹介します。
「AIイラストくん」の主な 特徴
「AIイラストくん」は、LINEを通じてStableDiffusion技術を用いた画像生成が行えるサービスです。多くの人々が日常的に使うLINEをプラットフォームとするため、誰でも気軽にこのサービスを体験することができます。
操作はとても簡単で、生成したい画像の説明をテキストでLINEに送信するだけで良いのです。「イラスト」「人物」「風景」など、さまざまなテーマの画像を生成することが可能で、生成された画像は友達と簡単に共有することもできます。日本語対応で、約1分という短時間で高品質な画像が生成されるというのも大きな魅力です。
「AIイラスト」の簡単な操作方法
「AIイラストくん」の使い方は驚くほど簡単です。まずは、「イラストを作る」「人物を作る」「風景を作る」のいずれかを選択します。すでに参考にしたい画像がある場合には、「画像から作る」を選びましょう。
選択後、「イラストモードが選択されました。どんな絵を生成したいか、文章で送信してください」というコメントが表示されます。ここで、生成したい画像の内容を表すプロンプトを入力します。
そのプロンプトを送信した後、少し待つとAIがあなたの指示に従った画像を生成します。これが「AIイラストくん」の基本的な使い方です。
多機能な画像生成AI「AIピカソ」
iOS、Android共に対応している「AIピカソ」をご紹介します。
「AIピカソ」の主な特徴
「AIピカソ」は、ユーザーの提供するプロンプトに基づいてAIがイラストを自動生成するアプリです。「AIイラストくん」と同様に、例えば「黒いワンピースを着た美女」といったキーワードをAIに伝えると、それに基づいたイラスト風の画像を生み出します。
また、このアプリはプロンプトだけではなく、画像も追加入力に対応しています。そのため、生成したいイメージに近い画像をAIに示すことで、より精密な画像生成を実現することが可能です。
「AIピカソ」の簡単な操作方法
アプリ「AIピカソ」を開いたら、「生み出したい絵を文字で入力...」の部分にプロンプトとなるテキストを入力します。「猫と戦う宇宙人」のようなキーワードをプロンプトとして試してみましょう。テキストを入力したら、生成ボタンを押します。
その結果、下記のような画像が生成されます。広告が少々表示されますが、操作は非常にシンプルで直感的に行うことができます。
高品質な画像が作れる!AI画像生成サイトおすすめ3選
次に、高品質な画像を生成可能な、人気のAI画像生成サイトを3つピックアップしてご紹介します。これらのサイトは、アプリ版よりも高度なクオリティを求められるユーザーにとって、特におすすめのツールとなっています。
Leonardo.ai
最初にご紹介するのは、「Leonardo.ai」です。
「Leonardo.ai」の主な特徴
「Leonardo.AI」は、豊富なAIモデルを駆使して自由な画像を生み出すことができるWebベースのプラットフォームです。ユーザー独自のAI生成画像を作り出すことが可能なこのサイトですが、指示文(プロンプト)は英語での入力が必須という点が特徴的です。
これにより、英語翻訳ツールやChatGPTなどの技術を用いて日本語から英語への翻訳が必要となります。また、生成された画像や結果の理解には、英語から日本語への翻訳も求められることがあります。このような翻訳作業を通じて、AI画像生成だけでなく英語のスキルも同時に磨けるという、一石二鳥の魅力を持つツールです。
「Leonardo.AI」の簡単な操作方法
「Leonardo.AI」を利用する際は、まずログイン後に表示される画面から「AI image Generation」ボタンを押し、新規プロジェクトを作成します。
プロジェクトを作成した後は、プロンプトとネガティブプロンプト(生成したくない条件)、生成モデルの設定を行い、画像を生成します。
これにより、高品質な画像が生成されます。「Leonardo.AI」の詳細な使い方やプロンプトのコツについて詳しく解説した記事もありますので、そちらもぜひご覧になってみてください。
Scribble Diffusion
次におすすめするのは、「Scribble Diffusion」です。
「Scribble Diffusion」の主な特徴
「Scribble Diffusion」は、特に人物画像の生成に長けたAI画像生成ツールです。このツールは、ユーザーが設定したテキストに基づいて、AIが素早く高品質な画像を生成する能力を備えています。また、商業目的での利用も許可されており、広範な用途に対応しています。
「Scribble Diffusion」はオープンソースとして公開されており、「美しさ」を重視したデータセット「LAION Aesthetics」を学習素材として使用します。その結果、写実的なスタイルから芸術的なタッチまで、多種多様な画像を生成することが可能になります。
「Scribble Diffusion」の簡単な操作方法
「Scribble Diffusion」の環境構築は初めての方にとっては難しく感じるかもしれませんが、一度セットアップを完了すれば、AIによる画像生成は簡単に行えます。
ユーザーはプロンプトとネガティブプロンプトのフィールドに指示文を入力し、適切なモデルを設定してから、生成ボタンを押すだけで簡単に画像を生成できます。
Googleコラボラトリィでの「Scribble Diffusion」のセットアップについては、以下にリンクした動画が詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
SeaArt
最後に紹介するおすすめのAI画像生成ツールは「SeaArt」です。
「SeaArt」の主な特徴
「SeaArt」は、AIによる画像生成を気軽に体験することができるWebベースのサービスです。「Scribble Diffusion」をベースに開発されており、ユーザーアカウントを作成すれば、PCやスマホの性能に関係なく利用可能です。また、現在は無料試用期間が設けられており、無償での体験が可能です。手間のかかるアプリのインストールなどは必要なく、直ちに利用開始できます。
具体的な料金設定や今後のサービス展開についてはまだ明らかになっていませんが、高品質な画像生成を楽しむことができます。「Scribble Diffusion」に興味があったが、難易度が高くて挑戦できなかった方々にとっても、特に魅力的なサービスと言えます。
サイトのデザインも最近リニューアルされ、以前よりも見やすく、使いやすい構成になっています。
「SeaArt」の簡単な操作方法
「SeaArt」の使用方法は非常にシンプルです。画面上部の「AIイラスト作成」からAIが生成するイラストを作成するプライベートチャンネルへと進みます。
そのプライベートチャンネルから、プロンプトを入力し送信するだけで、AIが指定のイラストを生成します。
「Leonardo.ai」を使ったAIイラストのプロンプト紹介
以下に、「Leonardo.ai」を用いて生成した画像と、その生成に使用したプロンプトをいくつか紹介します。これらの例から、画像生成ツールを使用する際の参考としていただければ幸いです。
星空の下で寝ている猫
設定モデル
DreamShaper 3.2
プロンプト
A cat sleeping under the starry sky
古代の城を背景にした騎士
設定モデル
DreamShaper v6
プロンプト
A knight with an ancient castle in the background
夕日をバックにしたサーファー
設定モデル
Leonardo Diffusion
プロンプト
A surfer with a sunset in the background
雪山を飛ぶドラゴン
設定モデル
Luna
プロンプト
A dragon flying over a snow-covered mountain
魔法の森で踊る妖精
設定モデル
Luna
プロンプト
A fairy dancing in a magical forest
太陽系の惑星を手に持つ女性
設定モデル
DreamShaper v6
プロンプト
A woman holding the planets of the solar system in her hand
花畑でピクニックをする家族
設定モデル
DreamShaper v6
プロンプト
A family having a picnic in a flower field
虹の下を泳ぐマーメイド
設定モデル
DreamShaper 3.2
プロンプト
A mermaid swimming under a rainbow
宇宙ステーションで働く宇宙飛行士
設定モデル
DreamShaper 3.2
プロンプト
An astronaut working in a space station
嵐の海を航行する海賊船
設定モデル
DreamShaper 3.2
プロンプト
A pirate ship sailing through a stormy sea
他にも美女を生成するプロンプトを紹介している記事もありますので、そちらもご覧ください。
AI画像生成を使用する際の重要な注意点
AIを活用した画像生成は非常に便利なツールであり、様々なシーンでその力を発揮しています。しかし、この便利なツールを活用する上で押さえておくべき注意点が存在します。著作権問題とフェイク画像の生成、この2つのテーマは特に重要です。
著作権について
AIによる画像生成の著作権は、まだ確定的なルールが存在しない複雑な問題で、数多くの法律家や専門家が今も議論を重ねています。AIは、自己生成的なアイデアをもつ能力はなく、人間が与えたデータセットを基に画像を生成します。このため、訓練データが著作権を含む作品から派生した場合、生成された画像も同様に著作権の範囲内に含まれる可能性があります。
AIで生成した画像を商業的に活用する際や、一般公開する前には、使用した訓練データの著作権に関する確認や、法的な問題が生じないようにすることが大切です
フェイク画像の問題
AI技術の進化は、フェイク画像の生成を容易にしてしまい、現実と見間違えるほどリアルな画像を生成することが可能となりました。
しかし、これらのフェイク画像は、情報の誤流通、個人のプライバシー侵害、詐欺など、様々な問題を引き起こす可能性があります。だからこそ、AI画像生成ツールを利用する際には、生成された画像がAIによるものであることを明記し、誤解や混乱を招かないようにすることが重要です。また、他人の画像を許可なく改変したりすることは、プライバシー侵害に当たる可能性があるので、絶対に避けましょう。AI画像生成ツールの力を最大限に利用しながら、同時に倫理的な利用を心掛けることが求められます。
まとめ:あなたのニーズに合わせて最適なツールを選ぼう
AI画像生成ツールは、広範な用途で活用でき、非常に創造的なアートを作り出すことができます。「Leonardo.ai」、「Scribble Diffusion」、「SeaArt」など、各ツールは異なる特性と強みを持っており、それぞれが特定のニーズに適しています。これらのツールを最大限に活用するためには、あなた自身の要求や目的に合わせて最適なツールを選択することが重要です。
また、AI画像生成を利用する際には、著作権の問題やフェイク画像の問題といった重要な課題について理解しておくことも欠かせません。これらの課題への配慮が欠けてしまうと、法的なトラブルやエシカルな問題を引き起こす可能性があるためです。
これからAIを使った画像生成を始める方も、すでに利用している方も、今一度自分のニーズを見直し、ツールの特性を理解し、問題を把握して、AI画像生成の可能性を最大限に引き出してください。
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